燃え尽き症候群(バーンアウト)
今、世界的にも増加傾向にあり
問題となってる
『燃え尽き症候群(バーンアウト)』
ご存じですか?
それまで意欲を持ってひとつのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態のことをいいます。
絶え間ない過度のストレスにより発生し、うつ病の一種とも考えられています。朝起きられない・職場に行きたくない・アルコールの量が増える・イライラが募るなどの症状がみられ、仕事が手につかなくなったり対人関係を避けるようになります。病気に対する抵抗力も低下し、人生に対して悲観的になることから、家庭生活の崩壊や最悪の場合には自殺や過労死に至ることもあります。
出典: 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
日本語訳の通り
燃えていた炎が急に
風に吹かれて消えるように
身動きが取れなくなる。
『やる気スイッチ』
なんて言葉が流行ったりしましたが
まさに、このスイッチが
パンッ
と切れちゃう感じ。
かくいう自分も、まんまと
この症状に陥りました。
ちなみに、バーンアウトは正式な病名ではありません。 その為、自分も診断上は別の病名となります。
最近よく耳にするし
表現自体は昔から割と一般的ですよね。
真っ先に浮かぶ映像といえば
某ボクシング漫画のあの名シーン…
あのシーンはもっと
ポジティブな意味合いが
描かれていると思いますが
現実では、その時の
リアルな心情はまさに
『これ以上、もう無理かも』
この言葉に尽きました。
あんな恍惚の顔ではなく
白目です、白目。
そんなこともあり
ふと気になって
調べてみたらやっぱり
当てはまる症状ばっかりでした。
燃え尽きた末
今回、症状など
詳細は触れませんが
結局、燃え尽きてしまった
その事実に対して
唯一出来ることは
『休息』
しかありませんでした。
焦る気持ちや、
不安な気持ちで苛まれても
何も変わることはありません。
なるべく
傷口を炙る行為は避けて
(それが難しいんですけどね笑)
そして、
まだありもしない傷口に
怯え過ぎないように
『今、この時』
それだけに向き合うようにして
また燃えれるように
そして、
次は燃え尽きないよう
今はとにかく静養してます。
自分に向いていなかった“労い”
さて、そうして
燃え尽きてしまったあと
少しずつ時間と余裕が
生まれてきたので
読書量が増えています。
もともと読書は
割と好きな方でしたが
燃え尽きる前は
どれだけ興味がある本でも
目が滑るばかりで
全然読めませんでした。
そんな中、とある本で
『自分を労う』
こんな言葉がありました。
そもそも“労う”って?
日常でも出てくるこの言葉。
もちろん知ってはいますが、
積極的に会話に出てくるような
言葉かというと
そうではありませんよね。
労う/犒う(ねぎらう) の意味
苦労や骨折りに感謝し、いたわる。現代では、同等または下の人に対して用いる
goo国語辞書
この引用の内容の通り
『労う』という言葉を使うときって
基本的には他者に対してですよね。
なんで燃え尽きたのか?
自分でいうのもアレですが、
スキルに自信が持てない僕は
周りの協力者が
居てくれたからこそ
何とかなってると強く思ってました。
なので、上記引用にもあるように
特に部下たちには
労いの言葉を毎日のように
かけていたつもりです。
余談ですが
そのおかげか、倒れるギリギリまで
サポートしてもらったことは
感謝しかありません。
でも今回は、
その労う対象が自分自身。
この言葉を見たとき
ハッとしました。
この時僕は
燃え尽きた(倒れた)原因が
自分自身の弱さが
一番だと思ってました。
そういう面は
あったかもしれないにしろ
もしかしたら
自分自身を大事にしてこなかったから
燃え尽きてしまったのかな?
そんな風に考えるようになりました。
シビアな言い方を
してしまえば
周りのことばかり気にして
自分の身体や心を
おざなりにしてきた
少し経った今なら
ハッキリとそう思えます。
もちろん
これだけじゃないですが
燃え尽きてしまった
一つの大きな原因として
このことに目を背けるわけには
いかなくなりました。
燃え尽きるまでやった自分に、ご苦労様を
その日一日
なんとか生き抜いた
自分自身に対して
褒めてあげたり
ご褒美あげたり
休ませたり
感謝したり
そんなこと
一切やってきてないことに
その時初めて
気づきました。
今はなるべく
自分を労ってあげたり
褒めたりしたりするよう
意識をしてます。
が、正直
めっちゃムズい(笑)
「こんなこと誰でも出来るよね」
「当然のことだよね」
「自分に甘いね」
こんなことが
すぐ頭をよぎるし
そもそも
労おうとしても
やり方が分からない
そんな感覚に陥り
思考停止してしまう。
正直、なかなか
上手くいってるようには
感じていないですが
『自分を労う』って、例えば
- お風呂で、丁寧に身体を洗う
- 寝るときに「お疲れさん」と言う
- 「ナイス!俺!」と繰り返し言う
こんなことでも
いいみたいです。
自分自身、自分の身体を
大事に扱ってあげる。
自分を肯定してあげる
そんな感覚でしょうか。
自分を受け入れられずに
長年やってきたカラダには
無理ゲーの如くムズイ…
けど、やっぱり
ガタがきてしまったんで
とことん労ってあげれるよう
悪戦苦闘中です。
今を受け入れたら、救われる気がする
あなたは
精一杯やってきた自分自身の
身体や心に向かって
「今日もお疲れ様、よく出来ました!」
って、
声かけて褒めてあげれてますか?
「まあこんなこともあるだろう、ドンマイ」
って、
ありのままの自分を受け入れれてますか?
“セルフ労い”
してあげれてますか?
僕もヘタクソながら
今は自分自身を
褒めてあげる時間を
なるべく作ってます。
そうしてみると
少なくともその日、
もしくは
その瞬間だけは
なんとなく、救われる
そんな気がします。
さて、なんとかブログ書いたぜ(息切
俺スゲー!(セルフ労い
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