趣味はDJです
僕は普段、趣味の一環でDJをしてます。
得意ジャンルはロック、中でもラウドなロックや
ヘヴィなサウンドのものが中心ですが
その他のロックや打ち込み系、
ネタモノなど、パーティー毎に需要がありましたら
あれやこれや回させてもらってます。
(色々やり過ぎて、たまに苦しくなることも…笑)
定期的に勃発『DJ論』
僕はあくまで趣味としてやっているんですが、
割と定期的に、SNS上で『DJ論』なる論争が
恒例行事かのように界隈で巻き起こります。
簡単にいうと
「フロアの空気を読んで~」
「事前にセットリスト組むなんて~」
(またはその逆)
「選曲とはすなわち~」
「人前に立つ以上は~」
とかとか、挙げればキリがないのですが
総じて
「DJとはかくあるべきだ」
という、ご意見ですね(ざっくり
DJ論に限らず、こういう論争が勃発するときは
良くも悪くも主観的な意見が溢れます。
『DJ論』よりも『DJ観』
さて、結果から言うと
僕はDJ論を語り出すDJが基本的に苦手です。
どれも大事だとも思ってますけど。
口や言葉で伝える前に
やることあるくね?
って思っちゃうんです…(小声)
この辺の話は(一部には)センシティブで
かつ、単純に長くなるので
いつか別で書いてみたいなと思っています。
とりあえず、DJ論を主語大きめで語り出すというのは
苦手なのですが、自分なりの『DJ観』は持ち合わせてます。
『コレが自分の目標とするDJだ』という感覚って
やっぱり大事だと思ってます。
例え素人でも、まがいなりも人様の前で
何かしら催しする訳ですので(笑)
無いヤツより、あるヤツの方が
シンプルにかっこいいなと思います。
その中でも僕が一番大切にしてるのは
『リスナーとしてプレイしてるかどうか』
これを一番重要視してます。
それは、自分はもちろんですが
他のDJを観るとき、聴くときも
「この人のDJ、良いな」
って思える基準の一つです。
巧い人なんていっぱいいるし、
ジャンルなんてアニソンもあれば歌謡曲、
プログレやフリージャズでDJなんてのも。
でも、信頼出来るDJって
プレイや選曲、曲順や佇まいから
『音楽大好きオーラ』が、
とめどなく溢れてるんですよね。
コレはもう、ただ口だけ大きいこと言ってる←
理屈に凝り固まった自称人気者←や、
目立ちたいだけでDJしちゃってる人←
ただ酒飲んで騒いどきたいだけの人
どんだけ束になっても敵いませんよね。
だって愛が違うんだもん。
いやでもマジで、こういう人多いんですよ(笑)
そもそも「お前音楽好きなんか??」ってDJ
あまり言うとただの悪口になるので
言わないですが、某ジャンル界隈は特に…
挙句DJ論大好きな界隈でもあります…
おっとお口が滑る滑る。大好きなDJもたくさんいます。
でも残念ながら、愛が無いDJもたくさんいます…。
自分自身も、そこんところがブレることが
しょっちゅうあります。
勘違いしたことだってたくさんあります(低姿勢
『リスナー』かどうか
さて、そういうブレないDJってそもそも
DJである前に、いちリスナー
なんですよね。
変にミュージシャンぶったりしない。
そもそもDJはミュージシャンでも
アーティストでもないし。
誤解を恐れずに言えば、
人の曲を、第三者の前で流してる人です。
もちろん、リミックスやマッシュアップ、
トラックメイキングにバトルDJなどしてる
DJは全く別です。歴然たるミュージシャンです。
これをいうと割と怒られたりするんですが
そのことを自覚しているDJと、してないDJ
言わば、リスナーか、リスナーじゃないか
後者はやっぱり勘違いしますよね(笑)
(そうなる気持ちも解るし)
自覚してるDJは、伝え方が巧いんですよね。
伝え方というのは、例えば流す曲の
タイミングや、繋ぎなどによる曲の立て方。
ほどよいラジオ感で流すDJもいれば
まるでライブを観ているように選曲するDJも。
一曲一曲、意味のある流し方をするんですよ。
まさに『ディスクジョッキー』ってこと。
そもそも、曲をたくさん知ってないと出来ない。
音楽が好きじゃないと出来ない。
そして、誰のおかげでDJが出来るのか
はっきり解ってるからこそ
佇まい含めて違うんですよね。説得力。
ミュージシャン、アーティストがいないと
そしてその人たちの作品がないと
DJなんて存在すら出来ませんから。
僕はそもそもミュージシャンにはなれなかった
(センスも無いし努力もしないので笑)
人間なのですが、せめてリスナーとして
音楽にはずっと繋がっていたくて。
(演るより聴く方が好きだったんです)
それで、人から勧められたDJ行為に
自分の音楽表現の場所を見出しました。
こういえば聞こえは良いですが、
プレイヤーになれなかった自分の
コンプレックスを、DJでカバーしてる。
というのが正確なところです。
だから、人のふんどしで土俵に立つ
このことを常に自覚して
DJを続けていきたいと思ってます。
極論、DJを辞めたくなっても
リスナーを辞めることは絶対ないように。
DJ論なんてものは、あってもいいけどそのあとですよ。
話はちょっと違うけど、そもそも我々みたいなDJは
クラブのお抱えDJに足向けて寝れませんよ(笑)
(彼らは本当にすごいなぁと思います)
尊敬するリスナー(DJ)の諸先輩方と
接していると、リスナーとして凄過ぎて
マジでDJ辞めたくなるくらい落ち込んだり(笑)
もちろん、すぐ刺激に変わるんですけどね。
まずは良いリスナーになりたいものです。
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